1959年以来、高品質のエバポレーターを提供

Organomationは、クロマトグラフィーに必要な試料調製器の必要性を予見した、今は亡きニール・マクニーブン博士により1959年に設立されました。同博士は、最初の複数試料用高速窒素エバポレーターを開発し、同エバポレーターは数多くの同種機器の先駆け的な存在となりました。

元々の名称はメイヤーN-EVAP分析用エバポレーターでした。当初から需要が高く、数々の分析研究施設で導入されました。独自のフロント・ローディング機能で、異なる太さの試験官を最高12本まで同時にセットできました。当初は、このエバポレーターは米国マサチューセッツ州Shrewsburyの小さな製造エリアから直接出荷され、その後同州のWorcesterから出荷されました。

1970年に、新機種の24-ポジション N-EVAPが導入されました。仕様、機能、材質にアップデートを重ね、本製品は今なお最も需要の高い製品の1つです。これらの初期機種の製品が現在でも使用されている例をよく目にします。

製品の需要が高まり、施設の大型化が必要となりました。1980年に、Organomation社は現在の本社と製造工場をマサチューセッツ州ベルリンに建設しました。その当時は、生産ラインを拡張するための研究開発に重点がおかれていました。

Organomationは、日本の市場で研究機器の販売に名をはせたオレンジサイエンス社と提携して、Organomation社のブローダウン式エバポレーターを日本の研究者の方々に提供できることを誇りに思っています。Organomation社はこのように経験および情報に長けたパートナーと共に市場に参入することに士気の高揚を感じています。

オレンジサイエンス株式会社は、バイオテクノロジーやライフサイエンス業界のニーズに合うように設計された研究機器の販売を専門としています。高度に専門化した会社として、同社は顧客のニーズを十分に理解して、顧客である研究者のためにの業界エクスパートとなりました。十分な情報に基づいたガイダンスで、オレンジサイエンス社は顧客を成功に導く理想的な機器を探すことに努力しています。 

Organomationは、同程度の規模と構造で培われたオレンジサイエンス社での道徳と倫理の多くを共有しています。製造者は、窒素ブローダウン式溶媒除去の業界で高度に専門化しており、エンドユーザーの研究を理解することに専心しています。試料の溶媒除去は典型的な試料調製の工程であり、ライフサイエンス、環境および毒物学業界で頻繁に利用されています。

弊社の名前は、オーガニック・ケミストリー（有機化学）の「オーガニック」と「オートメーション (自動化)」を組み合わせてできた名前です。Organomation社の設立者であるニール・マクニーブン博士（Dr. Neal McNiven） は自身のキャリアを米国マサチューセッツ州シュルーズベリーにあるウースター財団における有機化学の分析者としてスタートしました。ここでマクニーブン博士は、毎回１本ずつ試験管を手にし、試験官を手にして窒素の定常気流で溶媒を乾燥させるのに多くの時間を費やしたのです。

博士がラボでのキャリアをさらに進めるにつれ、溶媒除去のプロセスをより効率よくする方法があるに違いないと考えました。複数の試験試料の溶媒除去を一度に実施可能な自動化システムのニーズは、その頃は叶えられていないニーズだったのです。これを契機に博士は、12‐ポジション N-EVAP として知られる機器である、最初の複数試料用高速窒素エバポレーターを開発しました。このエバポレーターにより、複数試料の濃縮を手を使用せずに行う方法を提供し（かつ現在も提供中）、研究者らの貴重な時間をさらに有効に使う事を可能にしました。

マクニーブン博士がこのエバポレーターを製造・販売したとき、会社が提供する独自の自動化機器 N-EVAPと、有機化学分野における自分の仕事を反映させる名前を会社名にしたいと思いました。その結果、会社名は「Organomation」となり、誇りをもって1959年以来この名前で居続けています。